慢性盲腸小休止?

その後、腹痛が襲ってくるたびにボルタレンで症状を抑えていたので、「のた打ち回って苦しむ」というような状態からは解放されました。

それでもしばらくの間は定期的に腹痛発作が起こりましたが、その頻度も少しずつ減っていったのです。

1ヵ月間隔だった腹痛が2ヶ月間隔に、さらには数ヶ月のあいだご無沙汰ということも。
ついには1年以上もひどい発作が起こらない日々が続き、「もう治ったのかな?」という感じになりました。

まあ、時々ちょっとは痛むことがあったので、あくまでも小休止という状態だったのだと思いますが・・・。

腹痛は腹痛を生む?

その時点で私の病気はまだ慢性盲腸だと診断されていたわけではありませんが、今考えてみると発作の間隔が長くなったのは、やっぱりボルタレンのおかげだったんじゃないかと思います。

そもそも盲腸というのは、手術で取ってしまう場合と薬で散らす(症状を抑える)という二つが2大治療法なのは有名です。

でも、一度「薬で散らす」という方法で治まっても、次にまた盲腸が再発したら、これを何度も薬で抑えるのはあまり良くないと言われているんです。

その理由は、一度炎症をおこした部分というのは、また炎症を起しやすくなるから。

腹痛は腹痛を生む?

つまり私の場合もボルタレンに出会うまでは、腹痛がほんとに酷くなってから痛み止めで抑えていた状態だったので、すぐにまた炎症を起す・・・という悪循環になっていたのではないかと思うわけです。

逆に、ボルタレンを使うようになってからは、炎症がそれほどひどくないうちに症状を抑えていたので、「腫れグセ」みたいなものが出にくくなっていたんじゃないかなぁ、と。

まあ、これはあくまでも素人意見ですが。

とにかく30歳をちょっと過ぎたくらいから34歳までの数年間は、ときどきかすかな痛みがあって「また酷くなるかな?」という不安はあったものの、わりと平和な日々を過ごしていました。

残念ながら慢性盲腸は、この後にまた私を苦しめることになるわけですが・・・。

ボルタレンを使う上で問題だったこと

救世主みたいな存在だったボルタレンですが、使う上でちょっと気を使う事もありました。

それは、ちょっとお腹が痛み始めた時に、それが例の「地獄の腹痛発作」なのか、すぐに治まるのちょっとした腹痛なのかが分からないことです。

たぶん多くの人がそうだと思うんですが、特別病気じゃなくたって、食べ過ぎや風邪などで「ちょっとお腹が痛い」ことは珍しくありません。

痛み止めは乱用すると効果が出にくくなるので、タイミングが大事。
結局「ある程度腹痛が強くなったとき」でないと、ボルタレンを使うという判断を下せないのが悩みどころになってしまうわけです。

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