盲腸手術後の食事

「慢性盲腸と手術前の準備」に書いたように、私は盲腸の手術の2日前の朝まで、病院で出される普通のご飯を食べていました。

その後、絶食+下剤や浣腸攻撃で消化器官を空っぽにして、食事を再開したのは手術の翌日です。

その時の食事の内容について、詳しく書いてみたいと思います。

腸切除菜

手術後はじめての食事は、手術からほぼ24時間後のことでした。
体調の方は、手術当日に出た熱も37度前半くらいまで下がり、だいぶ気分もよくなってきたという状態。

さすがに手術前ほどの食欲はありませんでしたが、
「まあ、軽いものなら食べられそうかな?」
と、ベッドで配膳される食事を待っていたわけです。

そして、看護婦さんの「お食事ですよ~」という声とともに、
トレーに乗った食事が運ばれてきました。

病院で出される食事は、給食みたいなプラスチックの容器に入っているのですが、白いフタが被せてあるので、開けるまで中身は見えません。

トレーにはメモ用紙くらいの大きさの紙の紙が置かれていて、「腸切除菜」という文字が。
これはたぶん、「腸を切った後の食事ですよ」という意味なんでしょう。
文字にするとすごく痛そうな印象です。

確かに盲腸とはいえ、私は腸を切ったのは確かです。

そういえば、手術前に食べた食事には「平食」とか「平菜」とか、なんかそんな文字がかかれた紙が乗っていたような気がする。

そして恐る恐るフタを開けてみると、
容器1・・・半透明の白い液体
容器2・・・白っぽい茶色の液体
容器3・・・オレンジ色の液体

腸切除菜

が入ってます(笑)。
器が食器である事を別にすれば、なんだか理科の実験のよう^^;。
ぜひ、読み進める前にそれぞれが何なのか予想してみてください。

実際にそれらの液体を飲んでみたところ、正体は以下のようなものでした。
半透明の白い液体・・・おかゆの上ズミの部分(白っぽいお湯)
白っぽい茶色の液体・・・具のまったく無いみそ汁
オレンジ色の液体・・・果物のジュース

食事の変化

その後、昼食・夕食となるにつれて、完全な流動食だった食事はどんどん普通の料理に近づいて行きました。

上ズミだけのおかゆ→ちょっと米粒のあるおかゆ→普通のおかゆ
具のまったく無いみそ汁→豆腐が少し入ったみそ汁→もやし等が入ったみそ汁
という具合です。

そして手術の2日後、退院予定の日の朝食には、米粒がしっかりあるおかゆと具のしっかり入ったみそ汁、あっさりした野菜炒めなどを食べられました。

やっぱり流動食は味気ないです。
ご飯を普通に食べられるのは、実に幸せなことなんだと思います。

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