抜鉤と盲腸の検査結果

手術から約10日、お腹の傷口に取り付けられているホッチキス針を取り外す日がやってきました。

また、その日は切り取った盲腸(虫垂)の組織検査についての説明も受けたので、そのあたりについて詳しく書きたいと思います。

抜鉤

抜鉤の読み方は「ばっこう」。
これはお腹のホッチキス針を取り外すことです。
糸を抜くのが抜糸、でもホッチキスの場合は糸じゃないから抜鉤というわけ。

ちなみにこの抜鉤、うちのPCでは変換できませんでした。
※「鉤」という字は「かぎ」で出てきます。

めでたくその抜鉤の時をむかえた私は病院の診察室に入ると、ベッドの上でお腹を出して仰向けに寝転がりました。
「それじゃあ、抜鉤しますよ~。」
と、先生が手に持っているのは、小さなニッパーのような道具。

お腹のホッチキスを取る「抜鉤」

痛くないかと内心ちょっとビクビクしていたんですが、お腹に食い込んでいた針は「スポッ」と抜かれるだけの感じで、痛みはほとんどありませんでした。

ただ、下腹部に一箇所だけ針の刺さっている周りが軽い炎症を起している部分があり、その針を抜く時だけはニキビを引っかいてしまった時のような鋭い痛みがありましたが、まあ我慢できないほどのものではなかったです。

盲腸の組織検査結果

手術で切り取った私の虫垂は、病理組織検査というのにかけられました。

病理組織検査というのは、切り取った組織を切って内部を観察したり、染色液などで染めたり、顕微鏡で見たりして病気の正体を詳しく調べるというような方法です。

そして検査の結果、私の虫垂には慢性的な炎症の痕があったそうです。
慢性的な炎症・・・これで20年にわたる腹痛の原因は、慢性盲腸であることにほぼ確定と言っていいでしょう。

盲腸という診断を受けて手術をしても「切り取った虫垂に炎症のあとが見られない」というケースも多いらしいので、私のように組織検査で異常が発見されるのはラッキーなのかもしれません。

検査結果を聞いた後は手術をしてくれた先生の簡単な問診を受けて終了。
最後に手術をしてくれた外科の先生が
「これで全て終りです。お疲れ様でした。」
と言ってくれました^^。

ホッチキス針を外した部分からはちょっとだけ血がにじんでいましたが、私は晴れ晴れとした気持ちで病院を後にしたのでした。

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